逆浸透膜浄水器 ROTEC(ローテック) 日本食品薬化株式会社

水のコラム

#001 放射性ヨウ素除去性能について

吟水キッチントップの放射性ヨウ素除去性能試験

放射性ヨウ素の除去性能を正しく証明するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. ① 家庭用浄水システムである以上、原水に水道水を使用し、実際の製品を使って試験しなければ意味がない。
  2. ② 通水から計測までの時間は限りなくゼロに近づける必要がある。

※放射性ヨウ素は時間とともに放射線を出しながら減少していくため、時間経過とともにどんどん失われてしまいます。例えて言うなら、炭酸飲料の栓を開けて放置するようなもので、時間がかかればかかるほど、正しい結果が得られなくなるのです。
このため、放射性物質を扱える専門機関ですべての試験を一括して行うことが理想だと言えます。

弊社では、日本初の第三者機関による逆浸透膜浄水システムの放射性ヨウ素除去性能試験として、一般社団法人浄水器協会の呼びかけにより、吟水キッチントップRB-750Pの性能試験を実施しています。

前述の条件を満たし、公平な試験を実施するため、この試験では、第三者機関である大阪府立大学地域連携研究機構放射線研究センターに、実際の製品である「吟水キッチントップRB-750P」の実機をお預けして、家庭環境と同じ水圧で通水することで各種計測を実施しています。

試験水には大阪府堺市の水道水に放射性ヨウ素を溶け込ませたものを使用。
家庭環境と同等の圧力で通水したところ、通水後の浄水(RO水)は、同センターの測定限界値である20ベクレル/Lを下回り、充分な除去性能を持つことが証明されました。

また、逆浸透膜浄水システムの特徴のひとつであるクロスフローろ過方式により、放射性ヨウ素を含む不純物は、濃縮排水として排出されるため、通水後の実機からもほとんど放射線は検出されないことも確認されています。

吟水キッチントップRB-750Pの放射性ヨウ素除去性能は、第三者機関による厳正な試験によって証明されているのです。